- ブログ
誇りを育てる

慣らし保育も終わりに近づいていますね。
泣いている新入園児さんも、広い園庭に出ると、涙が止まる子が多い気がします。

在園児に兄弟がいる子は、お兄ちゃんお姉ちゃんをみると、安心して笑顔になります。そして、頼りにされているのがわかると、上の子達もちょっと誇らしい顔をします。
そんな、なかよし姉妹のエピソードです。
4月に入園したばかりの泣いていた2歳下の妹ちゃんを気にして、一緒に手を繋いで園庭をおさんぽしてくれていました。

すると…
「えんちょうせんせい、これ、わたしのおとうと!」
って、自信満々に紹介してくれました(笑)
かわいい妹ちゃんなんですけど、そこはご愛嬌…😅

一生懸命さが本当にかわいいですね。あまりのかわいさに訂正するのも、はばかられます…。
「〇〇ちゃんよね!お姉ちゃんが来てくれたから、涙止まったね!」と話すと、さらに嬉しそうなお姉ちゃん。一瞬胸を張ったように見えました。
そんな姿は連鎖して、兄弟姉妹にかかわらず、泣いている子を見ると、よしよしと撫でてくれたり、涙を拭こうとティッシュを持ってきてくれたり、靴を履かせるのを手伝ってくれたり、幼いなりに考えて役に立とうとしてくれています。


その子それぞれの年齢なりに、一生懸命新しい仲間を受け入れようとしてくれているのがわかり、嬉しくなります。
そんな時は、私達保育士は、「ありがとう。」「助かるよ!」と積極的に声をかけていきたいものです。「誰かの役に立てた!喜んでもらえた。」という気持ちは自信につながり、子ども達の心に誇りを育てるのではないかと感じています。